ネの字通信

 
 関東ネオン業協同組合秋季セミナー  
関東甲信越北陸支部 梅根拓也

 11月16日(金)、40名の参加により関東ネ協「秋季セミナー2018」を開催いたしました。今年度に新設されたセミナー委員会の委員長を拝命し、より多くの会員の役に立つ機会を設けたいと思い、半日をかけて3つのテーマを取り上げて勉強しました。
 一つ目は「台風による看板への影響の検証」を関東ネ協の小野利器専務理事より講義頂きました。台風21号、24号では多くの看板が倒壊して世間の関心を集めました。60枚もの被害写真を用い、なぜ倒壊したのかを推測、最後にどうしたら防げたのかについて考察をしました。業界として真剣に取り組むべきテーマゆえ、参加者の皆さんも早速身を乗り出すように真剣に聞いていました。
 二つ目は「産業廃棄物の適正処理と水銀廃棄物の概要」を東京都環境局資源循環推進部産業廃棄物対策課の宮本悠平様より講義頂きました。産廃の定義や基本的なことから、昨年より蛍光灯やネオン管など水銀使用製品の保管基準等が変わった旨のご説明がありました。コンプライアンスの意識が高まっている昨今、我が事として聞き入っていました。
 三つ目は「フルハーネス型安全帯」についてサンコー鰍フ尾形綾様より講義頂きました。胴ベルト型安全帯は落下した際500kgもの衝撃が腹部にかかり危険なことや、フルハーネス型安全帯は落下距離が長いため2m以下では使用できないなど、ほか多数の情報が得られました。来年2月にはフルハーネス型安全帯を使用するルール(政令等)が施行・適用が開始され、2022年1月からは完全に新規格の安全帯へ移行します。業界にとって影響が大きく、参加者の関心も非常に高かったです。
 場所を変えて懇親会も開催しましたが、セミナーともどもご好評いただきました。
 今後も、会員の皆様のためになる、タイムリーなセミナーを開催して参りたいと思います。



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