コンビニの棚からサンドイッチを持ってレジに行く。ビニール袋に詰め込む際に、「おしぼり使われますか?」と問われる。ハイと明確に答えるが、ホントのところはどうでもいい。別におしぼりがなくてもサンドイッチの味は変わらないし、あってもなくても大勢に影響はないのである。ただ、どちらでもいいですという選択肢はないし、いいえと答えるのも何だか変なのでハイと答えている。
ただ先日、あるやりとりから感じたことがある。おしぼりは、否応なしに付けといてくれればいいんじゃないかなということだ(そうした店もある)。なぜそう思ったかというと、聞かれた時の雰囲気として、「おしぼり使われますか?」には、「あなた、おしぼり使うほど清潔な日常を過ごしているんですか?」とか、「あなた、おしぼり使うほどお上品には見えませんけどね…」といった思いが隠されているように感じられたからだ。こうなれば、自ずとハイと答えるしかなくなる。一応ジャケットにネクタイをして仕事スタイルである。これから職場に戻ってサンドイッチを食べるのだ。普通のティッシュペーパーはあるが、ウエットティッシュなど置いてないし、当然持ち歩いてもいない。だから、「使います」は省略するが、ハイと答える。真意で言えば「当然です」も付け加えてもいい。店員がマニュアルどおりにやっているのは分かっている。しかし、お客様の健康を思い、敢えて無理やりでもおしぼりを付けるのを当たり前にしてもいいのでは。いや、と言うよりも、「おしぼり使われますか?」と聞くのをやめてもらえたらそれでいい…。
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