■ フルハーネス型墜落制止用器具特別教育開催 ■ | ||||||||
関東ネ協 安全対策委員会 副委員長 石田 誠 | ||||||||
10月5日(土)にフルハーネス型制止用器具特別教育を当組合会議室にて開催いたしました。当日は組合員24名が受講いたしました。 今回の講師は(一社)危機管理労働災害防止機構新潟県減災連携推進センター・センター長の東北大学工学博士の山田貴久様によるものでした。この方の講義がテキストの型通りでなく実際の現場で起きうる災害など経験や知識に基づいた非常に興味ある内容でした。普段は長く感じ、時には眠気を誘う「特別教育」ですがそんなこともなくあっという間に講義が終了した感じでした。 実際にフルハーネス型制止用器具を装着しながらの講義は、それぞれのメーカーの特徴なども分かりやすく教えて頂き、例えばフルハーネスの販売シェアの60%は「藤井電工」、30%は「サンコー」。一方、中にはあまりお勧めできないものもあるそうです。また曖昧でありました高所作業車における作業も、フルハーネス型の使用義務が生ずるとの事です。これは労働安全衛生規則第194条の22に「事業者は高所作業車を用いて作業を行うときは、当該高所作業車の作業床上の労働者に要求性能墜落制止用器具等を使用させなければならない」と明確に記されていました。 今回の講義は、実にサインの作業に関わる方に適した講義内容であり、また講師の力量によりこれほど中身が変わるものとは思いませんでした。 今後も安全対策委員会では、今回の経験をもとに有意義な勉強会を実施していきたいと思います。
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