昭和ネオン高村看板ミュージアム |
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旧東海道品川宿に位置する私共の本社ビルの2階には「昭和ネオン高村看板ミュージアム」がございます。 当ミュージアムは三代目社長であった高村五郎が収集した古看板のコレクションを展示した企業ミュージアムとなっております。三代目社長が古看板の収集を思い立ったのは、昭和52年に社団法人全日本ネオン協会(現 公益社団法人日本サイン協会)の活動の中で「日本のネオン」の編集企画推進に携わった時に始まります。 その本を編集するにあたり、記憶にある時代性を持ったネオン看板の写真が必要となりましたが、その時には当然ながら新しいネオンサインが掲げられており、昔の写真資料はまったく発見する事ができなかったとの事です。その時代、時代の職人の方が丹精込めて作り上げた作品の看板が無くなる事を非常に残念に思い、古くなって打ち棄てられる前にネオンサインは保存する事ができなくても古看板ならばと思い立ち、集め始めたと聞いております。 こつこつと集めた古看板は江戸時代から明治・大正・昭和の木製看板を中心に約400点あまりに上っております。 これらの古看板の一部、約180点を平成18年に4代目現社長高村徹が先代社長の夢でもありました「皆様に見ていただける様な展示施設」をという夢を叶えるべく、当ミュージアム開館に至りました。 私自身、屋外広告の原点であるこれらの古看板を通して、当時の職人の方々の技術の高さ、一点一点に込められた看板職人の思いを広く多くの方々に知っていただき、屋外広告の原点を次世代まで繋いでいきたいと思っております。 現在では、木製看板からネオンサイン、LED映像装置と屋外広告も大きく変化しており、弊社においてもSHOWA VISIONという大型LED映像装置の設計から製作施工を手掛ける事業を展開し、お陰様で多くの受注をさせて頂いております。流れの早い時代のなかで、私共も大正11年の創業以来、3年後には100周年を迎えます。形や色、光源が変わっても屋外広告を通じて、多くのスポンサー様をはじめ一般市民の方へインパクトの強いコミュニケーションツールとしての魅力を常に発信していきたいと思っております。 当ミュージアムは企業ミュージアムという性格上、平日のみの開館となっておりますが、皆様お近くにお越しの際には是非一度お立ち寄りください。 |