弊社は本州の最西地山口県で、県中央よりやや東に位置する「周南市」にあります。この周南市はふぐの伝統漁法「延縄漁」の発祥の地(周南市粭島)として知られています。
「ふぐ」なのか「ふく」なのかと議論が起こりますが、縁起を担いで【福】から来ていると言う説と、 ふぐはさばいてから、一日布に巻いて置いてから刺身に引いたりするので 【布久】と書いて【ふく】と言う説と2つ聞いています。結論、正解は不明ですが、美味しい事に変わりはありません!
都会でふくのコース料理を食べる金額を考えると、おそらく地元では3〜4回食べられます。そのぐらい「ふく」は身近な食材です。そしてこの時期のふく料理のお供といえばお酒でしょう。
山口県には42の酒蔵があります。「獺祭」(岩国市)が全国的には有名ですが、周南市にも3つの酒蔵があります。その中でも最古なのが創業文政2年の鰍ヘつもみぢ様です。すなわち創業200年です。1819年ですよ??徳川家斉が将軍の時代…。もはや想像も出来ない歴史です。ここが作っているのが日本酒「原田」です。
吉田松陰をはじめ明治維新の重要人物が多く生まれた文政の時代から戦争を乗り越えて現在があるお酒です。かなり飲みやすく女性からも人気です。一度ご賞味ください。
全国的には特定名称酒と普通酒の製造割合が1:2ぐらいらしいですが、山口県は9:1とほとんどが特定名称酒です。オリジナリティーあふれるお酒が多い山口県ですので、日本酒も身近なお酒といっても過言ではありません。
その他にも海と山に囲まれた山口県。「周南たこ」や「周防はも」、梨やぶどうなど大変美味しいものに恵まれ、「西の京」と言われるぐらい名所も多くありますので、機会がありましたら山口県においでませ(方言)。
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