青年部コーナー

 

マインドフルネス瞑想のすすめ

  関東甲信越北陸支部 (株)日高ネオン 梅根拓也


 瞑想というと怪しい、難しい、意識高い系、などとっつきにくいイメージがあるかもしれません。私もそんな感じでしたが、今、自分がこんなにはまるとは思いませんでした。
 1年半ほど前「マインドフルネス瞑想」を知りました。Googleやメルカリなどの社内研修で採用されているとのこと。
 マインドフルネス瞑想(以下、瞑想)は、東南アジアで信仰される上座部仏教の「気づきの瞑想」を源流として開発され、ストレス軽減、集中力の向上、感情のコントロールなどの効果があります。
 不安や後悔、怒りは、未来や過去のことであり、「今ここ」には実在しない妄想=雑念である。瞑想によって妄想から離れれば、「今ここ」でやるべきことに集中できるというわけです。
実践方法としては、呼吸、歩行、手動、指動瞑想や、食事や掃除でも瞑想できます。
 代表的なものは鼻呼吸による呼吸瞑想でしょう。(椅子でも床でも)座って背を伸ばし目を閉じます。鼻で息を吸って、吐きます。その際、息が鼻の下を通っていく様子を「吸った(吐いた)息が通っている」と観察します。すぐに「娘のバレエ発表会、うまくいくかなあ」みたいな雑念が出てきます。すかさず、雑念来た!と気づいて、それを無視して、鼻の下の息の観察に戻ります。この瞑想は、雑念を手放して「今ここ」に戻る力を鍛える脳トレなのです。人間はつねに雑念が起きていますので、意識して「今ここ」に戻る必要があるのです。座禅のように「無」になるのが目的ではなく、雑念が起きてもOKで、すぐに「今ここ」に戻るだけです。原則が分かれば、信号で止まった車の中、トイレ、お風呂、職場、電車の中、どこでもすき間時間をつかって瞑想し放題です。
 まだまだ修行中の身ですが、明らかに怒ることは少なくなりました。以前は、飛び込み営業にも、ふがいない自分にも怒る。それがエネルギーの源になるとさえ考えていました。いまは、自分が怒っていることに気づき、スルーします。
 あらためて気づいたのは、怒りはエネルギーの浪費で、心かき乱され、判断力が鈍って、思考が停滞するということ。その気づきだけでも人生一歩前進した感じがします。
 まずは初めてみたら、よりよいパフォーマンスが期待できますよ


【参考サイト】
「マインドフルネス鼻呼吸瞑想のススメと方法」で検索
「ストレス軽減、心を整える。マインドフルネス瞑想の効果とやり方」で検索

頭を「からっぽ」にする レッスン
アンディ・プディコム著
辰巳出版
気づきの瞑想」を生きる 
プラユキ・ナラテボー著
佼成出版社


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