「渋沢栄一 変わり身の早さと未来を見抜く眼力」 平凡社新書 橘木俊詔 著 |
渋沢栄一と言えば、幕末から明治にかけて大活躍した実業家であり、現在のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公でもあります。本書は、その渋沢栄一の生涯を、転々とした仕事を元に描いています。 農民の出だった栄一が、一橋慶喜(後の15代将軍徳川慶喜)の最下層の家来になったことから、明治維新後には大蔵省に入り、その後民間実業家として大きな成功をいくつも成し遂げたことについて、筆者は、「変わり身の早さ=柔軟さ」と評しています。 新しい一万円札の肖像になる渋沢栄一。この生涯について分かりやすく書かれた本です。 |
Y.N. |