(株)昭和制作デザイン室6年目の赤嶺と申します。現在弊社には社員が43名在籍しています。看板屋と言えば、男性が多い男社会なイメージが強いですが、弊社ではここ数年で女性社員が増えており、43名中17名が女性となっています(※パート含む)。制作部に2名女性がおり、男性社員に負けず現場で日々奮闘し頑張っています。
また、制作事務として施工日の調整・変更などを担当しているのも女性です。案件の段取りや、制作物の進捗状況などを把握しており、弊社にとってかなり重要なポジションです。女性ならではの細かな気配りや、営業部との調整を的確に行っており、とても助かっています。
10年前は女性社員が3名だったのですが、代表の意向で女性社員の採用を増やしています。女性社員が多いことは会社にとってプラス面が多いと感じます。例えば、子供がいる方はあまり残業が出来ない為、限られた時間の中で効率よく仕事を進めています。
また、女性社員それぞれの気配りで清掃や整理整頓が行われ、社内がキレイに保たれています。このようなことが少なからずとも、生産性の向上や効率化に繋がっているのではないかと思います。
年々社員が増え、情報共有と効率化を考えてデジタル化出来る点はデジタル化しています。営業部では、コンパクトなノートパソコンを使い社外にいても、メールの確認や資料の確認などを出来るようにしました。また、Googleカレンダーを使い、お互いのスケジュールを共有し見える化しています。ちょっとした用事などを
お互いで協力し合い、時間の無駄がないようにしています。そして、見積りソフトでの営業間の見積もりの共有をし、効率良く見積り作成が出来るようにしました。クラウド化されているので、社外にいても見積り作成・共有が出来る為、
とても効率が良いです。また、現場でイレギュラーが発生した時には、フェイスタイム(ビデオ通話)を活用し、現場にいる制作部に指示をし対応しています。弊社では離島や沖縄県北部の仕事も頂いており、すぐに行けない現場でも、
フェイスタイムを活用し対応が出来るのでとても役立っています。
デザイン室では、案件管理を以前はアナログな方法で行っていましたが、今はタスク管理アプリ Trello(トレロ)を使っています。ネット上で各々の案件が見れる為、営業部とのやりとりが以前よりしやすくなりました。そしてMacのデスクトップとは別にモニターを1台増やし、2画面で作業をし意匠作成を行っています。2画面にすることで作業効率が上がりました。また、子供がいる社員が看病で休まないといけない場合、ノートパソコンを使い出来る範囲内で、看病しながら在宅で仕事が出来るようにもしています。
制作部では、資産管理システムを用いて道具・工具の管理を行っています。誰がどの工具を使用しているかがわかり、翌日の現場準備も道具を探す手間が省けています。そして、以前よりも制作部社員に責任感が増し、物をなくさなくなり、物の扱いが丁寧になりました。また、現場の安全対策に力を入れており、作業前に弊社独自の危険予知活動表を記入し、立て看板・カラーコーンなどで現場周辺の安全管理処置を行った写真をLINEでアップし、報告を行っています。
出力部では、出力する工程内容をエクセルで管理し、毎日LINEでアップし社員全員へ周知しています。
新規のお客様の入電対応では、ひとまず簡単な現場把握としてGoogleストリートビューを活用しています。これはとても画期的なことだなと個人的に思っています。打ち合わせに行かなくても、お客様とスムーズにやりとりが出来、かなり便利です。
弊社では営業部・制作部・管理部に会社から一人一台スマートフォンが支給されています。今の時代、スマートフォンは仕事を円滑に進める上でかなり大事なツールなので、会社から支給して頂けることは社員みなとても感謝しています。社員から出る要望に対しその都度、必要なものを支給して頂けるのでとても助かっています。
昨今のコロナ禍で急な休校措置が取られた時には、代表から在宅または会社に子供を連れてきていいと言って頂きました。その期間中、社内に子供がいて和やかで楽しい社内となりました。弊社社員は子育て世代が多いので、会社のこういった柔軟な対応はとても助かります。
育児休暇・産休休暇を女性社員はもちろん、男性社員3名が取得しました。家庭にも優しい職場環境が作れていることはとてもすごいなと感じます。
弊社は有給休暇取得率が高めです。繁忙期など有給が取れない場合もありますが、各部署内で調整し出来るだけ有給を取るようにしています。社内の雰囲気として、みんなが有給を取っているので有給申請がしやすく、何かあったときはカバーし合う体制が取れていると思います。
弊社では昔から毎朝の掃除とラジオ体操、朝礼を社員全員で行っています。今までデジタル化し効率良くしているという点を挙げましたが、この毎朝の一連の流れが個人的には大事なことと思っています。社員・応援職人がお互い顔を合わせて、コミュニケーションを取れる大事な時間だと思うからです。
デジタル化しつつもアナログな良い点は残し、職場環境をより良く改善することで働きやすい環境が作れているのではないかと考えます。このような点が関係しているかわかりませんが、ここ数年で離職率も下がってきています。
最後に弊社は、おかげさまで今年で50周年を迎えることが出来ました。今まで沢山の方々に支えられ、現在の昭和制作があります。この場を借りて感謝申し上げます。沖縄でのお仕事がある際は、どうぞよろしくお願いいたします!
コロナ禍で厳しい状況が続いていますが、一日も早い新型コロナの終息と、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
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