みなさん、こんにちは。みなさんは日常でドアを開けることはどれくらいありますか。
朝自宅の玄関のドアを開ける、出勤して会社のドアを開ける、外出して訪問先のドアを開ける。その時に感じる気持ちはその時の状況によって様々だと思います。
私が学生だった頃、学級の仕事で校長室へ行くことがありました。先生はいつも優しい対応をしてくださいましたが、何度行ってもドアに近付くだけでとても緊張していたことを覚えています。また、友人に勧められて通い始めたバレエストレッチは自分に合っていて毎週とても楽しみなのですが、教室に入る時はいまだになぜか戸惑いを覚えます。初めて他社を訪問する時ならなおさら少し不安を感じます。いずれにしてもドアを開けるという行為は少なからず私にとって身構える瞬間でもあるのです。
私は入社してまだ半年ほどですが、社内においてこのような心境になることがほとんどありません。なぜなら弊社では給湯室から社長室に至るまで全ての部屋のドアが常に開かれており、ドアを開けるという行為そのものがないからです。天気の良い日は、会社エントランスのドアや社内に続くドアも開いております。
「戸惑い」という言葉は、昔の日本家屋に由来していると聞きました。大きな家屋にはいくつもの部屋があったため、夜中に目が覚めて部屋を出ると寝ぼけて入るべき部屋が分からなくなるという状況から、現在の「どうしたらよいか迷うこと」という意味へ発展した様です。
社内において戸を閉め切らず部屋の中が見える状況は、適度な緊張感も保ちながら互いを確認し合い、業務を隔たりなく行えるという一種の安定感を生んでいる様に思います。
また、常に部屋をきれいに保つことができるので、スムーズに業務を進められます。一瞬でも「戸惑う」ことがない環境を社員で作ってきたのが、今の(株)西部広告社の自然な形なのかもしれません。
弊社の行動指針の一つに「柔軟。変化、多様性を前向きに受け入れる事」があります。
弊社は、香川県で小規模ながらおかげさまで40年以上看板サインつくりを続けてくることができました。これからも物つくりにおいて、みなさんの期待に応えられるよう心のバリアフリーを持ち合わせたプロ集団でありたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
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