ネの字通信

 
 ネオンで応援『東京タワーで、あいましょう。』計画  
関東甲信越北陸支部 広報委員

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、東京タワーに訪れる観光客は昨年2月頃から徐々に減少。特に外国人観光客が激減し、展望台への来場者数もコロナ禍前と比較し約8割減と大きな打撃を受けている。そんな中で“東京タワーを応援したい”という著名人やアーティストが賛同する「東京タワーで、あいましょう。」計画(TTA計画)が始動した。TTA計画では東京タワー2階にオフィシャルストア「TTA STORE」を設置し、アーティストのコラボグッズの展示・販売を開始。世代を超えて多くの人たちが集う東京タワーを拠点に、ストリートカルチャー、アート、エンターテインメント、ファッションなど日本の魅力を発信するのが狙い。
 現在、オフィシャルストアではアオイネオン社が製作し、有名アーティストがデザインしたスニーカーや富士山をモチーフにしたネオンアート作品、スウェーデンのスピーカーメーカーとコラボした製品、ネオンテーブルなどの家具、ネオン管のガラスで作ったネオンジュエリーなどを11月末まで展示・販売している。


 アオイネオン社がTTA計画に賛同するきっかけとなったのは、知人である平成レトロ研究家『山下メロ』氏の展示を見にTTAストアに訪れたのがきっかけ。TTA事業を実施している BJ社の笠井代表らとネオンについて熱く語り合ううちに、「東京タワーと言えばネオン!」と意気投合した。巨匠グラフィックデザイナーの仲條正義氏が制作したTTA計画のロゴマークをネオンで再現するなど、開催中の仲條氏の作品集出版記念展『仲條NAKAJO』との相乗効果でTTA計画のシンボルとしてネオンが話題となりつつある。
 BJ社とアオイネオン社は、今後も様々なカタチで、東京タワーをネオンアートやネオンの魅力を体感できる場所にしていきたいと話す。
 因みに、同じフロアにネオンで模られた東京タワーオブジェが飾られている。これは第5回ネオンアート展(2008年開催)の出品作で、東京タワー設立50周年を記念して旧全日本ネオン協会の名で寄贈されたものである。



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