面白ブックレビュー

 
「日本地図のたのしみ」
今尾恵介・著 ちくま文庫
 地図は遥か昔から作られてきた。平安の世にもあったであろうし、現在でも日一日と変わる現状を写しだそうと作成され続けている。
 本書で著者は、地図を「その企画者が手段としての記号(図式)を用いて、『何らかの意図』を表現した著作物」と記している。電車や駅に張り出されている路線図などはその典型だろう。
 この本は、一度に通読する本ではないと思う。ちょっと時間があるときに、興味が惹かれたページをたぐる、そんな本である。
関東甲信越北陸支部 Y.N.


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