ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 138 
九州支部 光サービス(株)

有松政和さん
――どのようなお仕事をされていますか?
 制作、施工、現場管理等、打合せから見積りまでひと通りやっています。18からはじめて、今37歳ですので、20年くらいになります。大型看板が多く、広告塔、サインポール、ディーラーさんの看板などがあります。
――きっかけはありましたか?
 妻の父の会社だったんですが、もともとものづくりが好きだったこともあり、その仕事も学生の頃から気になっていて、その流れでですね。
――ご結婚も早かったんですね。やっていてよかった点はどのようなものですか?
 お客さまが「ありがとね」と喜んでくださるとやっぱりやっていてよかったなと。それとか、看板が新聞に載ってたり、繁盛してると看板見てきてくださったのかなっていうのはあります。
――印象に残っているお仕事は?
 大型クレーンでつけようとするんですが、建築と噛み合っていなくてアンカーが合わないという時がありまして、夜間作業で時間が限られている中で、本来だと2時間程度で終わる作業が、朝方までかかって必死こいてやった仕事が印象に残っていますね。職人さんたちと力を合わせてなんとかやり遂げて。
――大変でしたね、間に合ってよかったです。お休みの時はどうされていますか?
 子供と遊んだり、買い物に行ったり。温泉が好きで、最近はコロナで行っていないですが、日帰りでよく行っていました。

――九州はやはり温泉が多いですか。
 そうですね、ちょっと行けばもうありますね。
 
 う・ち・の・会・杜 178 
中国支部 (有)大蔵プロセス
蔵本泰靖さん
 (有)大蔵プロセスは、現社長・蔵本泰靖さんの父、博通さんが創業。さらに博道さんの父は文字書き職人でした。そこから独立する形で立ち上げられたのです。シルクスクリーンもその頃にスタート。得意分野はターポリン(防水布)等を使っての、幕(懸垂幕・横断幕)の制作です。現在ではインクジェットがメインとなりましたが、シルクスクリーンや昔ながらの文字書きも行っています。泰靖さんは三兄弟の真ん中ですが、三人とも同社で一緒に働いています。
「前に出ないようにというか、積極的な営業は行っていません。黒子に徹して、皆さんの自社工場のような存在を目指しています。広いようで狭い業界ですので、動き回ってバッティングしないように。その分、既存のお客さんの仕事を100%以上できるように心がけています。ただの下請けではなく、気持ちとしてはそこのグループ企業のような位置づけになれればと。
 よく『下請けから脱却』みたいなことが言われますが、逆に『日本一の下請け』を目指します。大蔵プロセスに頼んでおけば間違えないよね、という信頼感です。いい材料を使って、いいものをちゃんと作ってくれる。それでいて価格が高いかというとそんなこともない。納期の融通も利いたり。お客さんからすると、自社工場だったら密に連絡とりながら『今回だけはなんとか納期早くしてよ』とかそういうことが言い易いじゃないですか。そういう存在になりたいですね」
 従業員は現在30名。祖父の代からの伝統に加え若さも兼ね備えた、堅実で頼もしい大蔵プロセスさんです。

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