国内でコロナ感染が大きな問題になってきたのが2020年1月…。私はその年、業界団体の研修旅行で2月にヨーロッパに行く予定でした。参加者が相次いでキャンセルする中、旅行会社の御厚意でなんとか実現。まだフランスの感染者も数人で、ヨーロッパの空港でもマスクをかけている人は皆無でした。成田で添乗員さんが「向こうについたらマスクは外した方が良いですよ」「病人だと思われますからね」との話に、まさかその後の世界的なマスク不足を誰が予測できたでしょうか?
　それから2年半の間、中高生で言えば学生生活のほとんどを、ソーシャルディスタンスや自宅での自習を強いられました。修学旅行も文化祭もない青春の1ページは、なんとも寂しかったに違いありません。今年になって3回目のワクチン接種も人口の約半分以上進み、各団体の総会なども感染防止措置の中で開かれ始めています。
　私が所属している業界組合団体でも2年ぶりに通常総会を開きました。久しぶりに顔を合わせた仲間が懇親を深める姿は、やはりZoom等によるWeb会議では感じる事が出来ないものです。真の人と人とのコミュニケーションはこうであるべき、と強く感じました。
　今年こそはなんとか「マスクなし生活」全面解禁となってほしいものです。