未だ続くコロナ禍は我々の業界にも深刻な影響を与えていますが、世界的には経済活動が戻りつつあるようです。
10月は別名「神無月(かんなづき)」と言われ、全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に全員集合して話し合いをするのだそうです。つまり神がいなくなるので神無月というわけです。地元出雲地方ではこの月を逆に神が集まるので神在月(かみありづき)と呼んでいます。
その他の地方では神様がいなくなってしまって困るのか?というとそうではなく出雲に集まるのは「国津神」だけで「天津神」や恵比寿、金毘羅、道祖神、かまどの神達は、その地方に残っているのだそうです。
千年以上前から伝わる日本の神様の全国総会の話ですが、何ともメルヘンチックな懐かしさを感じます。この時期は収穫の季節でもあり五穀豊穣に感謝するという意味合いもあるのかもしれません。確かに宮中行事である神嘗祭も10月に執り行われます。日本の伝統やしきたりなど今まで「今どきそんなことやらないよ!」と言っていた自分ですが、そういうものにこそ日本古来から伝わる豊かな文化や暮らしがあるように感じるようになってきました。
神の国である日本…きっとコロナ終息と経済状況の回復についても必ずや糸口が見えてくるはず。
我々業界としても自助努力を惜しまず来年こそ明るい未来を信じ頑張っていきましょう。
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