Vol.46 |
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腕自慢ワザ自慢
■ ネオン管制作 四国支部 西岡 實さん (有) 西岡ネオン製作所 |
高松の田舎出身なもので、ネオンっていったい何やろ?と、思っていたんですが、縁があって現場の取り付け工事の仕事につきました。怪我をしたのを機会に製作に携わるようになったんです。そのまま40年間。今思うと、向いていたのかな。
思い出すのは東京に修業に行ったこと。さすが、東京の仕事は違うなと思いましたね。カーブを曲げるのが早い。しかもきれいに仕上がっている。いい勉強になりました。
昭和47年に独立したんですが、オイルショックまっただ中で、昭和50年からのパチンコブーム到来で随分助けられました。
自慢するほどのことはないんですが、先輩の教えを正確に守って、10年以上もつようにきっちりやっています。おかげさまで30年間故障なしのものもあります。立地条件によるので山の虫がくるところや、塩害があるところは難しいですが。
趣味は柴犬の飼育。以前は10頭も飼っていて全国大会出場も。全国8位までいったこともあります。犬の足腰を強めるため、女房にも手伝ってもらって、朝晩10kmの運動は欠かせませんでした。一人じゃとても…。小型日本犬の柴犬は、とてもかわいくてかしこいんですよ。
「何事も一生懸命」が西岡さんのスタイルです。 |
■ う・ち・の・会・杜 ■ 関西支部 (株) フルタ電装 古田 正夫さん |
大阪市福島区にある(株)フルタ電装は、技術面はもちろん、保守点検にも力をそそぐなどその仕事ぶりが評価されて、抜群の信頼を集めています。
好評判をよそに、大阪商人で職人の古田社長は、「そんなたいそうな会社やない。苦労の連続で、死にもの狂いでやってきただけやがな。」
でも、続けて自信の弁。「看板、ネオン工事、なんでもやります。仕事は忠実に。高い場所での作業が多いので、事故のないよう、ケガのないようにと、口がスッパクなるほど言います。お陰様で事故は皆無。」下請けとして、道頓堀の大きなネオンもたくさん手がけました。
昭和25年頃、近所のネオン工場を手伝ったのが社長とネオンとの出会い。現場が面白くてこの道に。長い間個人経営でしたが、10年前に会社を設立しました。現在社員は10人。内、8人が職人さんです。年齢層も幅広く20代から50代まで。37歳の息子さんも活躍します。仕事が1つ2つ完了したら「反省会」と称した飲み会で社員の交流を心がけます。
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