Vol.50
 腕自慢ワザ自慢 
     中部支部  (有) 光和ネオン 伊藤 章さん
伊藤 章さん

 「親父が築いてきた信頼が大きいとつくづく感じますね」。昭和30年に開業した(有)光和ネオンの2代目として代表取締役になったのは平成3年のこと。全く違う業種のサラリーマンでしたが、お父さんの英生さんが病気になったのがきっかけで、後を継ぐことを決意したそうです。
 「珍しい仕事だからなくしてしまうのは惜しいと思いました。教えてくれ、といったら最初はビックリされて(笑)。でも、この仕事をやりたいと決めたのです。」以来、ネオンの製作一筋。依頼されるデザインに合わせて管を曲げて、加工していくのが章さんの仕事です。 
 当初は入院先に聞きに行ったり、見よう見真似でほとんどぶっつけ本番。でも何とかカタチになったのは、「幼いころからずっと見てきた、当たり前の仕事だったから」。
 休日にでかけるキャンプが趣味。「上の子が赤ちゃんのころから、もう12年やっています」。奥さんと3人のお嬢さんと、自然の中でいい空気を吸ってのんびりすることがエネルギー源です。
 これからも「納期厳守で安くていいもの、ひとつひとつに気持ちを入れて故障のないものを作り続けていきたいと思います。」34歳、若い腕自慢社長の声はたのもしく弾みます。

 
 う・ち・の・会・杜 
東北支部  (有) オックス画房   代表取締役 後藤逸夫さん
後藤逸夫さん
 私は昭和19年生まれの54歳。開業して27年、会社設立は、昭和51年なので、23年になります。
 小さい頃から、イラストやレタリングに興味を持ち、農家の長男でしたが、通信教育等も受けていました。
 イラストレーターになるのが夢でしたので、看板屋で働きながら勉強しておりましたが、勉強の時間が欲しく昭和47年、独立し開業。
 しかし、自分の時間が出来るかと思いきや、仕事の方がどんどん忙しくなっていき、40歳頃には15名ほどの社員を抱えていました。その後も順調に発展、現在では総勢30名のスタッフで奮闘中です。
 私は申年生まれで、高い所での仕事は大得意。若い頃は先頭にたって縄ばしごでネオン等の取付もやっていましたが、仕事の安全性を考え、高所作業車を取り入れたのは業界では県内で初めてではなかったかと思います。
 現在スカイマスター4台、ユニック車6段、大型トレーラー等、そして工場ではホイスト3台を駆使し、安全性と能率化をはかっています。
 多様化するお客様のニーズに応えるためには、マッキントッシュやサインプリンター、インクジェットプリンターも導入し、またネオンシュミレーションビデオ等も作成しています。

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