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腕自慢ワザ自慢
■ 建築・ディスプレイ、なんでもチャレンジ 東北支部 澤口康孝さん 東京電装工業(株) |
「以前の職業柄、神社・仏閣を歩くのが好きですね。心が引き締まり、いいアイデアが生まれてきますよ」と、二代目の澤口康孝さん。
設計事務所勤務を経て昭和58年から東京電装工業(株)の代表を勤め、東北支部の特殊電気工事士資格試験では、スタート時から講師役を努めていらっしゃいます。
「先代の時代はネオン工事が主力だったんですが、それにプラスして建築・ディスプレイの業務にも力を入れています。建築にも魅力がありますが、ネオン・ディスプレイにはロマンを感じさせ、やりがいのある仕事ですね」
「手作りの商品を安く、早くきれいに提供する」そして、「倫理は外さないという感覚で商いをする」ともおっしゃいますが、澤口さんは、そんな堅いことばかりいっても・・・人生笑って楽しく生きなきゃと、「蛇と女(?)以外はなんでも!山は学生時代から北は大雪から阿蘇霧島まで踏破。今年の7月は40代最後を記念し、久々に富士山に挑戦。
「クロカン、ゴルフ・・・カラオケまで幅広くアンテナは360°!目一杯に遊ぶ。そのスピリットが仕事に生きます。
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■ う・ち・の・会・杜 ■ 九州支部(佐賀県) 門鉄美術宣伝(株) 取締役専務 土井 浩多郎さん |
門鉄美術宣伝(株)は、1948年6月に初代社長の土井憲象が創立して半世紀になります。戦後、国鉄の広告代理店としてスタート、社名の由来は、JR九州の前身の門司鉄道管理局から。二代目の現社長の土井洸になって、一般看板にも業務を拡大しましたが、今もなおJR広告は売上の柱の一つです。
ビル屋上のネオンサインや、企業の広告塔、官公庁公共施設の内部サイン、町おこしのモニュメント作り等、佐賀県を中心に地域に根ざした仕事が主ですが、宮崎シーガイヤのサインや、ダイエーホークスタウンでも活躍しました。
「デザインや図面をデータの形でお客様から頂くことが多くなりました。これからも時代の流れにしっかりとついていき、ハイレベルでお客様に満足していただく仕事をしていきたい。」と、32歳の若き専務は語ります。
「時代が変わっても、ネオンサインは街を彩り綺麗にするもの。目印であると同時に、店の顔であり店格や魅力を表すもの。そして街づくりになくてはならないもの。そんな大切なサインに、この不況で予算が回らないのが残念。長い目で見たとき、とても大切なものにお金をかけていないということを、お客様に認識してもらわなくては。」 納期厳守はもちろんのこと、施工の技術力と組織力を備えて、大きな仕事に取り組みながらも、時代の課題やサインを通じた街づくりにも積極的です。
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