各国代表発言
ジョゼフ・リックマン(米)
(1)本年度の会長に就任した。
(2)@APAプロジェクト(American Planning
Association)では、MUD(Mixed Used Development)、即ち工業地帯、住宅地帯、商業地帯の3つのファンクションを混合した生活地帯という考え方が出てきている。
(3)各地でISAが関係するエキスポが開かれる。4月18−20日中国(北京)5月9−12日ブラジル(サンパウロ)7月4―7日アルゼンチン、9月1日−ドイツなどの予定。
ウェイド・スワームステド
(米、「サインズオブザタイムズ」誌)
(1)インドではサインメーカーは2社のみであとは、代理店、販売店が業界を構成。
(2)業界は7年ぶりに下降傾向。レストラン看板なども減少傾向。
アンヘル・ディプラシド、フリオ・モンセク、ベルナルド・ルビオ(アルゼンチン)
(1)アルゼンチン看板業界は史上最大の危機。主要都市で看板は「視覚公害」、「交通事故」の元凶であると集中攻撃を受けている。
(2)「視覚公害」によって入院したと言う事例は皆無であり、ハイウェイ警察の公的レポートでは最も多くの事故が生じた道路から視認できる看板は皆無だった。
(3)出席者の自分たちの抗議活動への支援をお願いしたい。
(4)インターネットを利用した研究成果の国際レベルでの交換を提案する。
(5)サイン業を一般学校、大学などのカリキュラムに繰り入れると共に、業界が積極的にこれらの施設での講義、セミナー等を実施すべきと考える。
廣邊裕二(日本)
(1)2000年の日本の広告費は、日本経済の回復を受けて、前年比7.2%増と、3年ぶりに増加。但し、屋外広告は前年比98.8%で、4年連続で前年実績を割りこんだが、本年度は回復するものと期待している。
(2)技術成果や事業上の問題点をISA会員相互で交換するシステムを作ることは、大変意義がある。
(3)サイン業界は、アルゼンチン代表の発言にもあるように、常に政府、地方自治体との間で規制に関して緊張関係にある。各国代表が、それぞれの国の問題を持ち寄ってお互いに議論を深め、その結果を宣言にまとめては如何。
(4)東京都では、昨年からバスの車体広告が解禁になり、現在都バス約1,800台が、車体にラッピング広告を施されて、都内を走り回り、市民の間で議論がなされている。
ジェリー・ライトハウス(世界サイン協会)
世界サイン協会は(WSA)、1947年エレクトリックサインメーカー、部品供給業界のリーダーで設立された。本部はコネチカット州ウェストミンスター。現在会員数200社。
ニコラス・ピアース(英国)
(1)今回、ISA理事に選出された。米国以外から選ばれた唯一の理事として、非米国会員の声を代表できるよう努力したい。
(2)欧州電飾サイン連盟は、傘下に英国サイン協会、フランスサイン協会、ドイツサイン協会を擁する。
(3)3カ国間で、言語問題がある。10年前から欧州電飾ネオン電気標準(European Standard of Illuminated Neon)が存在している。
ヒュン・ソー・キム(韓国)
(1)フレキシブル・アクリルシートが主流になっている。
(2)金政権はサイン・屋外広告についても規制を強化。
(3)注文が減り、競争は過熱状態。
(4)韓国広告業協会は現会員数5,000。