ネオン前線北上中

 Vol.63
 腕自慢・ワザ自慢 63 
企画担当
北海道支部 鈴木良美さん
栄和サインシステム(株)

鈴木良美さん  サインに限らずなんでもつくってしまうのが企画部長の鈴木良美さん。昨年は公園のトイレの便槽、それからジェットコースターのレールを敷く台まで、どんどん新しいことにチャレンジします。
 ――それは面白そうですね。
 「デザインから施工まで自社工場で一貫してできる強みですね」と、鈴木さん。大きい屋外看板をつくってきたノウハウで、図面をみれば何でもできるスタッフと、そのチームワークの良さが自慢です」
「最初のうちは誰もつくったことがないので、工夫しながら、頭を付き合わせて試行錯誤の連続です」

――印象深いサインはなんですか?
 「自分で手がけた訳じゃなく小さい頃の思い出ですが、40年近く前にあった小樽の駅前のニッカウイスキーのネオンです。ウイスキーグラスを持った白クマが立っていて、飲むと白クマが上から下に赤く変わっていく。冬、雪が降っていて、それが見えると『ほっと』して暖かい感じがするんです。今はサインは映像関係に流れています。そちらも大切にして、『ほっと』するネオンサインも造りたいものです」

 

 う・ち・の・会・杜 63 
四国支部 (有)土佐アート
代表取締役社長 小路千恵子さん

小路千恵子さん   昭和26年、小路弥氏が個人営業のすみれ看板店を創業。昭和57年に社名を土佐アートに変更。平成8年に法人化になりました。主な業務はネオンサイン大型広告塔、店舗内・外装です。
 今年は創業からは51年目、土佐アートに改名して20年目の節目の時でもあります。
 現社長の小路千恵子さんは土佐アートの社名変更と共に入社。4年前社長に就任しました。「看板のカの字も知らずに入って、見よう見まねで20年たちました」
 「まだまだ1年生の社長です。私は会計と営業、製作は担当に任せています。6名でそれぞれ得意分野を分担してやっています。お客様の満足と信頼をいただくこと。そしてチャレンジ・・・が当社のモットーです」
 4年前急逝された2代目社長であり、お連れ会いの小路正光氏は皆を引っ張って、がむしゃらに突っ走る方だったそうです。「私は、こういう時代ですから足元を見ながら、現状維持で頑張っていこうと」
 業界では珍しい女性社長ですが「女ということを意識せずにやってきました。『土佐のハチキン』にはなかなかなれませんが・・・」と、小路社長。しなやかな強さを感じさせるお声です。

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