サインに限らずなんでもつくってしまうのが企画部長の鈴木良美さん。昨年は公園のトイレの便槽、それからジェットコースターのレールを敷く台まで、どんどん新しいことにチャレンジします。
――それは面白そうですね。
「デザインから施工まで自社工場で一貫してできる強みですね」と、鈴木さん。大きい屋外看板をつくってきたノウハウで、図面をみれば何でもできるスタッフと、そのチームワークの良さが自慢です」
「最初のうちは誰もつくったことがないので、工夫しながら、頭を付き合わせて試行錯誤の連続です」
――印象深いサインはなんですか?
「自分で手がけた訳じゃなく小さい頃の思い出ですが、40年近く前にあった小樽の駅前のニッカウイスキーのネオンです。ウイスキーグラスを持った白クマが立っていて、飲むと白クマが上から下に赤く変わっていく。冬、雪が降っていて、それが見えると『ほっと』して暖かい感じがするんです。今はサインは映像関係に流れています。そちらも大切にして、『ほっと』するネオンサインも造りたいものです」
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