作曲と我々業界を結び付けるのは至って難しい。またその必要は更々ない。
ネオス58(春)号ほっとコーナーで『ネオンサインラプソディ』が掲載されたが、実はあの程度の曲なら、唄が歌えれば誰だって作ることができる。これぞと思う曲を発想し、一小節ずつ頭へ叩き込んでいく。口笛が吹ければなお好都合。たった六行か八行の世界。一カ月もあれば出来上がる。楽譜が書けなくても、特に変でなければ完成である。テープに入れ、心得のある方に頼めば楽譜だって出来てしまう。一度試してみては如何。その点、詩の方が余程難しい。毎日使い慣れている言葉ではあるが、詩は簡潔表現でなくてはならない。そして相手の心を打つもの、となればお手上げとなる。が、何の制約があるわけではない。ならば俺も、と思っていいのである。素晴らしい唄が出来るかもしれない。
造ると作るの違い?ここではそんな理屈は不問にしよう。楽しければそれでいいのである。
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