ネオン前線北上中

 Vol.64
 腕自慢・ワザ自慢 64 
設計デザイン
九州支部 尾花啓介さん
九州ネオン電機(株)
尾花啓介さん ――尾花啓介さんはサインのデザイン担当だそうですが。何年目ですか?
 平成元年からですから14年になります。以前は広告デザインの会社に3年ほどいました。
――サインのデザインは今はやっぱりパソコン?
 そうです。6、7年前からパソコンになりました。それまでは手描きで風景から起こして、それにサインを描いていたので、もう時間がかかって大変でした。パソコンは触ったことがなかったので、インストラクターに30時間の講習を受けて、分からないことがあるとその都度友だちに聞いてなんとかできるようになりました。変わるときが大変でしたが、今は楽になりましたね。写真のデータを引き伸ばして、その上に絵を落とし込む。背景から描いていたことを思えばずっと早くなった。パースから意匠図、キャラクターまでパソコンでやることがどんどん広がって、今は一日中パソコンの前にいます。
――それも根気のいる大変な作業ですね。
 一人の部屋なので、音楽をかけながら。自分にはこのスタイルが合っているみたいです。
――手がけたサインを実際に見るとどうですか?
 たまに車で通りがかったら、あっあれだと思うんですが。中州や福岡空港の大きなものはやっぱりみんなが知っているので、ちょっといい気分かな。

 

 う・ち・の・会・杜 64 
中国支部 (株)フジサイン
秋山 純さん

秋山 純さん   フジサインは、昭和56年、秋山純さんが設立。不仁防水という屋上などの防水工事をする会社と事務員さんを共有する形で、共同事務所を設けました。秋山さんが33歳、従業員は2人。個人経営の形から有限に組織替えし5年後、会社移転と同時に組織を株式に改めて、本当の意味の独立を果たしました。
 得意分野はネオンサイン、大型看板製作、取り付け。ほとんが自社製作です。「最近、ネオンの需要が減ってきたのは大変残念です。衣食住のように、無いと困るモノじゃないけれど、ネオンが無いと寂しいですよね。本当の景気回復を願っています」。
 大阪で3年修行を積んだ息子さん、25歳の秋山龍太郎さんが2年前に入社。ゴンドラ作業など免許をもっている龍太郎さんの出番が多くなります。
「頼もしいかぎりです。数年前まで岡山じゃそんな高いビルは無かったんですが、今はどんどん増えてきていますからね。安全第一で頑張っています」
 従業員は8名。平均年齢41歳。「皆様に心より喜んでもらえることを目標に、街中のネオンのように競い合って輝いています」と秋山さん。

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