業界ネットレビュー

 
東京ガラス工芸研究所
http://www.bremen.or.jp/tgai/     

 1981年4月に発足して20年の歴史がある、ガラス工芸、ガラス造形技術の教育機関。
これまでに750名余りの卒業生が世に出て、各地でガラス作家として、あるいは教育機関の教師として活躍している。
 カリキュラムは、ガラス概論、ガラス工芸史等の専門講義から基礎実技までの「綜合基礎科」、専門的な実技と「光の彫刻」等の制作まで進む「研究科?」、さらに高度なテクニックによる造形表現を追及する吹きガラスや造形研究を主とする「研究科?」とあり、最低で3年の道のりである。世に出るまでの厳しさはネオン管の曲げ修行と通じるものを感じさせる。カリキュラムで注目すべきは「ネオンアート」という授業である。当協会の青年部で活躍する佐々木康則氏(コーワネオン:関東甲信越支部)が講師を勤めている。頼もしく喜ばしい限りである。
 学生の制作した「光の彫刻」も紹介されている。彼らが進む道は当業界とは直接結びつかないが、若き日に「ネオンアート」を手がけた経験は貴重なものであろうし、我々業界に対する良き理解者となってくれることも期待できるだろう。


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