ネオン前線北上中

 Vol.66
 腕自慢・ワザ自慢 66 
看板・サインデザイン・製作
窪田多實雄さん
中国支部 クボタ工芸(株)
窪田多實雄さん 徒弟制度でこの道に入ったという窪田多實雄さん、この道40余年の大ベテランです。
――修業時代は?

 親方が来る前に毎朝、すり鉢で顔料をすって一つ一つ泥絵の具をこしらえるんですわ。親方に「字を描くのをみとけ」と言われて、『年期坊主』ていわれて、4、5年経ったら一人前として扱ってもらえた。職人の世界ですから。
――独立はいつ頃ですか?
 30歳の前に「やらなきゃ」という気持ちで独立しました。ちょうどオイルショックの最中でしたが、今思えばそれも大変でしたが、景気の良さの中にあったようですね。今まで世の中に追い回されてきましたが、初めてデフレの世の中を経験してますね。なにかよい策はないものでしょうか。みんなで良く成らんとね。
――時代も技法も様変わりですね。
 この10年でコンピュータがなければどうしようもなくなった。プレゼンをするにしても私のアイデアと若い人の技術とを合体させてやってます。パソコンだと味わいが今一つでないように思いますね。
――ところで、ご趣味はなんですか?
 嫁さんに連れられて温泉旅行ぐらいですね。お湯の中で地元の人と話したりしていいですよ。

 

 う・ち・の・会・杜 66 
北陸支部 スタンドアドサービス(株)
取締役 竹田孝広さん

竹田孝広さん  社名の由来でもあるガソリンスタンドの塗装を主な業務として創立されたスタンドアドサービスは、今年で36期を迎えます。
 創立者の滝憲三さんから、昭和59年4月に現社長の宮竹和彦さんに世代交替し、順調に業績を伸ばしてきました。
 現在、業務内容は四つの部門に分かれます。まず設立当初からのガソリンスタンド関係の塗装や橋梁塗装、二つ目は看板広告、ネオンサイン、三つ目が内装工事から建築まで、そして、四つ目が道路のセンターラインやガードレール、標識など交通部門の安全施設です。
「四つの柱をしっかり根付かせ、高くしてくのがこれからの課題でしょうか」と取締役の竹田孝広さん。
 社の理念は『豊かで信頼される環境の創造に務め、個性を尊重しつつ人間形成を通じて、人々に歓迎される企業を目指す。かつ、起業に関係する人々の人間性豊かな生活を確保する』。
 竹田さんは交通部門と、企業内起業(有)テクノの責任者も務めます。
 社員数は、名古屋支店を含めて49名。週に1回の朝礼で四つの部門が全員集合。そして年に1回の研修会と、3、4年に一度の海外旅行で親睦を図ります。

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