「私の趣味について・・・なんでもいいから文章にして提出して」と頼まれて、改めて考えてみると、自分の趣味って何だろう?あれこれ考えているうちに「趣味」とは何?辞書を引けば「専門としてではなく、楽しみとして愛好する事柄」とあった!・・で、自分の楽しみとするものは、「仕事」なんだけれどそれじゃ芸がないし、好きな物・・・「車」、「絵」こんなところかな?やっと本筋に近づいてきて書き綴ってみます。
小学校4年生(約40年前)のとき、ローカルのバスに乗って感動したのをまだ覚えています。それはこの大きな4輪の大型バスを右端の運転席に座って右、左とハンドルを回して動かしてよく道路(昔は砂利道)から落とさないな!すごい感覚の人だな!と子供心に感心していました。その頃から「車」に興味を持ち始め、いつかは自分も運転したいという願望が強くなりました。
チャンスは中学3年生のとき、叔父の乗ってきたダットサンブルーバードを初めて動かし(まったくの内緒で)みごとに物置の柱にぶつけて凹ましてしまった。えらく叱られたな。
その後高校に進学し、18歳の誕生日になるとすぐ自動車教習所に通って、晴れて運転免許証を手にし、今度は父の営業車(ブルーバードワゴン)を乗り回し、いつしかラリーの真似事を始めるに至り、幾度となく修理屋さんのお世話になりました。
25歳の時ダートトライアルをやっている人と知り合い、その影響もあってすぐに、福島県内で行われる競技にチューニングを施したサニーで参戦、デビュー戦でいきなりクラス優勝を果たし、気を良くし毎晩のように近くの山林に愛車を繰り出し、練習(暴走行為?)したものです。
以来、福島県シリーズC-1クラス(1300CC改造車クラス・・・思い出すだけでワクワクするな)年間チャンピオンを果たし、その後は3台くらい同じクラスで乗り換えて参戦したけれどあまりぱっとしなかったな。29歳で引退?し、その後2年間くらいはサーキット(スポーツランド菅生、西仙台ハイランド)でノーマルカーレースに参戦、結果は書くに及ばないものですが、たった1度だけ友達と筑波サーキットで行われたクラシックカー耐久レースにフェアレディ240Zでエントリーし、総合2位で表彰台に上がったときはうれしかったな!結果、車の楽しみ方(いかに速く走るか!)を覚えました。特にドリフト走行は格別で、いまでも雪なんか降るとついついアクセルに力が入るけど年には勝てないかな?
現在は運転もおとなしく車を労りながらも、ドライブを楽しんでいます。ある意味、車も生き物と同じ?でエンジンの音や匂い、その他ボディ回り、サスペンション回りと気を配り、会話でもする気持ちで運転していると、不思議と車に自分の気持ちが伝わるかのように一体となれる気がします。いろいろ書いてきましたが、車は自分にとって単なる移動するものではなく、心地よい空間でもあるし、ほっとさせてくれる今流行りの「癒し」のようなそんなパートナーです。いつまでステアリングを握っていられるかわからないけれど、子どものころ見つめていた車に対する「目」だけはいつまでも失いたくないと思います。
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