ネオン前線北上中

 Vol.68
 腕自慢・ワザ自慢 68 
ネオン管加工・製作
北陸支部 ヨシダ宣伝(株)
松原勝人さん
松原勝人さん 松原勝人さんはヨシダ宣伝に入社して11年。ネオン管製作を一手に担っています。
――作業の手順を教えてください。

 まず設計図を手にした段階から始まります。巻き尺と紙とマジックを手にして原寸図をネオン加工用に起こす。大がかりなものは、工場の一角に大きく広げての作業になります。あとは納期に合わせて、朝から晩まで、頭にはそれしかないんです。
――どの工程がお好きですか?
 電極付けですね。あと何本って、完成が見えてくる。入社して最初の1、2年は手の空いた時はいらない管を使って極付けをずっとやっていました。それから現場を2、3年、そして曲げをやりました。
――いつも違ったことが出来ていいですね。
 畑違いの仕事から転職したんです。金沢の中央卸売り場の仲買人だったんですよ。父がこの業界にいたので、トランスの一次配線なんかは昔から手伝っていましたよ。 ものを作る仕事をやってよかったと思っています。最近ネオンアート展を見てもそうですが、ネオンの表現が二次元的から三次元的に変わってきたように思います。
 ネオンアート展には松原さんは毎回の出品。もう次作の構想を練っているのでは?

 

 う・ち・の・会・杜 68 
関東甲信越支部 丸金興業(株)
共田昌雄さん

共田昌雄さん  昭和30年、先代社長共田元道氏が(株)丸金商会を設立。鉄スクラップを中心に回収、加工、販売及び解体を主な業務として、川崎を中心に業績を伸ばしてきました。
 現社長の共田昌雄氏は昭和44年同社入社。昭和51年に現在の丸金興業に社名変更。「以前は殆どが手作業で、体が資本でした。今は機械化で作業の合理化は飛躍的に進みました」
 丸金興業では世代交代と共にグラップルという鉄のツメを持つスウェーデン製の大型ヒアブクレーンや発電磁石搭載のマグネット付きトラックなど車輌機械を揃え、ワンマンで現場作業ができるように合理化を進めてきました。
 「産業廃棄物という言葉も創業当時はなかった。公害問題、環境問題が出てきて法的な制約がかかるようになってきた。産業廃棄物処理法で定められた資格が必要になり、許可制になってきました。これからの廃棄物処理は限りある資源として如何に再利用していくかが我々にとって重要です」
 社員数10名。「当たり前ですが『いい仕事をしましょう』というのがモットーです」
 「昔はゴミは捨てるモノでしたが、今はゴミは出さない、出したモノは生かす。昔から丸金がやってきたことです。リサイクルのマルキンをどうぞよろしく!」

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