ネオン前線北上中

 
 うちのカンバン娘 4 
経理
九州支部 九州ネオン電機(株)
大場美穂子さん
大場美穂子さん  電話口から「はい、九州ネオン電機です」と、大場美穂子さんの打てば響くような快い声。気持ちのよい応対は評判通りです。
――素敵な声ですね。

 声だけは誉められるんですよ。昭和48年に入りまして経理一筋、今年でちょうど30年になります。『生き字引』なんて言われたり、『お母さん』なんて言われたりもします(笑)。オイルショックの少し前に入りましたので、時代の動きと共に歩んできた感じがします。
――毎日の仕事の手順を教えてください。
 会社は8時半始まりなんですが、通勤に時間がかかるものですから、5時半起床、6時15分に家を出て、7時半には会社に着きます。
――随分早いですね。
 ええ、一番早いんですよ。30分ほど2人で掃除機とモップ、雑巾がけの掃除をします。そろそろ他の方が出社してこられるので、暖房を入れたり、お茶の準備をします。それからミーティングです。オイルショックの時は2年ほどで回復しましたが、今は回復が見えないので経理を預かる者としても厳しい状況が辛いですね。。
――気配りと心配りにお人柄が現れますね。

 

 う・ち・の・会・杜 72 
中国支部 (株)坂本美工
坂本廣明さん

坂本廣明さん (株)坂本美工は先代社長の坂本実敏氏が昭和32年に創業、指物大工から転身し主に木工看板を手がけていました。しかし52歳で急逝され、当時21歳だった長男の坂本廣明さんが急遽あとを継ぐことになり、18歳の弟さんと一緒に「2人で見よう見まねで看板の取り付けをしました。無我夢中でしたね。初めはろくな仕事もできなかったと思います」後に、52年法人化。
 しばらくして妹さんも切り文字などの職人として参加、電気工事士の資格もとり、ネオン管の取り付けもこなし、3人きょうだいが力を合わせて会社を盛り立ててきました。先代の DNA を受け継いで、幸い手先は皆器用。
「現在はそれぞれの連れ合いも参加して6人で力を合わせてやっています。けんかもしますが、結束は堅いですよ」
 社員は13名。『とにかくいい仕事をする、納期が命』を徹底させています。「よそ様の仕事を見ることも勉強になります。仕事はその時はわからないが、年月が経つと分かってくることがあります。うちだったらもっといいものができるという自信はあります」
 廣明さんのご長男も2年前に入社。「若い人たちには営業力をつけて欲しい」これが課題ですね、と坂本廣明社長。

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