(株)坂本美工は先代社長の坂本実敏氏が昭和32年に創業、指物大工から転身し主に木工看板を手がけていました。しかし52歳で急逝され、当時21歳だった長男の坂本廣明さんが急遽あとを継ぐことになり、18歳の弟さんと一緒に「2人で見よう見まねで看板の取り付けをしました。無我夢中でしたね。初めはろくな仕事もできなかったと思います」後に、52年法人化。
しばらくして妹さんも切り文字などの職人として参加、電気工事士の資格もとり、ネオン管の取り付けもこなし、3人きょうだいが力を合わせて会社を盛り立ててきました。先代の
DNA を受け継いで、幸い手先は皆器用。
「現在はそれぞれの連れ合いも参加して6人で力を合わせてやっています。けんかもしますが、結束は堅いですよ」
社員は13名。『とにかくいい仕事をする、納期が命』を徹底させています。「よそ様の仕事を見ることも勉強になります。仕事はその時はわからないが、年月が経つと分かってくることがあります。うちだったらもっといいものができるという自信はあります」
廣明さんのご長男も2年前に入社。「若い人たちには営業力をつけて欲しい」これが課題ですね、と坂本廣明社長。
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