ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 71 
製作
中国支部 安芸宣興(株)
藪崎 宏さん
藪崎 宏さん  36歳、働き盛り。若い力で工場をひっぱる藪崎さん。電話の声も元気いっぱいです。
――ネオンを作って何年目ですか?

 「16年になりますね。高校卒業後は車の整備工をやっていたんだけど、看板屋の募集を見て飛び込んだのが20歳。何も知らずに始めたけど、おもしろくて。工場長になったのは、30歳だったかな」
――えーっ、それは若い!
 「まかせられた時は大変でした。初めての施工は先輩に助けてもらって、他社の人にまでアドバイスを聞いて。部下に仕事を教える時は、言葉だけじゃなくて実作業を見せるようにしています。自分もそうやって学んだので。
 気をつけているのは安全第一。高所での作業でも危険のないように、声をかけあっていく。スタッフは20代、30代が中心です。彼らの士気を高めるのも仕事だから、反省会を開いては良い点悪い点を話しあうんです」
――休日の過ごし方は?
 「子供と遊んでリラックス。たまに現場見学に来るんだけど、お父さんみたいな仕事がしたい、だって。もっと、がんばりますよ!」

 

 う・ち・の・会・杜 74 
北陸支部 松井宣工(株)
松井譲司さん

松井譲司さん 松井宣工は昭和52年に松井譲司さんが創立。看板取り付け専門として着実に力をつけていきました。「福岡空港や札幌空港に降り立った時に大型看板を目にし、これは北陸でも必要になるのでは」と、創立10年後には鉄骨工場を新設。10m以上の大型看板も自社で制作できるようになりました。
 さらに、基礎工事も自社でと、大型トラックや油圧ショベルなどを揃え、『大型の得意な松井宣工』を作り上げました。その間、平成元年に法人化。塗装工事も板金も自社でと、一括受注できる態勢を作り上げました。従業員は9名。4年前に息子の勇さんも入社、期待がかかります。
 ハード面だけでなくソフト面でも対応できるように人材も確保。「社員の持っている専門性を尊重、技術を伸ばしていけるよう一芸重視でやっています」広告全般からネオンまで、分野ごとに得意な者がヘッドを務めるシステム。社員の平均年齢が30代前半という若さが強みです。和気藹々かつ一致団結。
 足場を固め、確実に歩みを進めて次世代につなぐ松井宣工です。

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