ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 76 
電気工事・ネオン取り付け工事
北海道支部 (有)畑野電工
畑野一眞さん
畑野一眞さん ――仕事を始められて何年くらいですか?
 23歳の時に始めてもう23年です。普通の電気工事をしていて3年位でネオン工事も手掛けるようになりました。
――作業内容は変わりましたか。
 ええ、高所作業が多くなって、初めは怖かったですね。まず自分の怖さが先に立って、それに慣れていくと今度は自分で物を落として他人を傷つけるのではないかと、そっちが怖くなった覚えがあります。一年ほどで慣れましたが。
――独立なさった経緯を教えてください。
 一口にいうと、倒産立ち上げです。平成6年、もうバブルがはじけて景気は下降線をたどってましたね。それまでいた会社が暮れに倒産して、仲間もいたし、じゃまとめてみようかと、翌年6月に会社を立ち上げました。最終的には自分も含めて5人残りました。
――大変な船出ですね。
 お客さまが支援してくださったことが大きかったですね。大きな事故もなくやってこられたことに感謝しています。品質と安全に細心の注意を払います。自分のため、第三者のため、ひいてはそれがお客様のためになると思ってます。お客様のニーズを理解して、なおプロとしてアドバイスができるように心がけています。
――堅実で頼れるアニキなんですね。声からも伝わります。

 

 
 う・ち・の・会・杜 80 
四国支部 (株)サインアートトライ
井上 光さん

井上 光さん 創業して12年。社名どおりサイン看板の企画デザインの会社です。社長以下20歳から32歳の10名の社員が競い合ってアイデアを練る、評判の会社です。工事部門は別会社をつくり、企画から施工まで一貫してできる強みもあります。
「これ以下はないという一番悪い時に独立したので、少々の浮き沈みには持ちこたえる自信があります。そこから伸びるしかないんですから」と井上社長。社名末尾につけられたトライの精神です。
 「お陰様で業績は一度もダウンなしです」
 その秘訣は?「マンネリにならない。冒険心を持つこと。そしてお客様の気持ちになることです。時間はかかりますが、一度仕事をさせていただいたお客様は次に続けてくださいます」
 社員旅行は年に1、2回。その他にミーティングと食事会を兼ねて話題のお店には皆で足を運びます。「いつも事務所にいては良いデザインが浮かびません」和気あいあいの中にも切磋琢磨を感じます。 
 井上さんにとってサインは幼いころからのあこがれでした。大好きでずっと見ていた『牛』のサイン。それは電車から見える看板屋さんの屋根に掲げられていて、その等身大の大きな牛のサインが一生の仕事を導いてくれたようです。初志貫徹。何事もトライ!です。

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