ほっとコーナー

味自慢・酒自慢 わがやの自慢料理
九州支部 (株)山崎ネオン 嘉瀬みゆき
 
 私の自慢の料理は「新潟ののっぺい汁」です。新潟出身の両親が休日によく作っていました。
 横浜から佐賀へ嫁いで15年ほど経ちましたが、今でも両親から教わった「のっぺい汁」を佐賀で作っています。
 実家では「のっぺい汁」は父親が主となり母がサポートし、父親の味付けでつくられてます。そもそも「のっぺい汁」は普段着のおかずとしても食べられますが、お祭りや冠婚葬祭、大晦日または正月の膳に欠かせない味です。
 のっぺ汁はいろいろな野菜を細かく切ってうす味で煮るだけのシンプルな汁物です。とろりしたとろみが身上ですが、地域によって、水溶き片栗粉を使う場合と、里芋から出る自然のぬめりを活かす場合があります。材料の取り合わせや切り方、だし、味付けも地域や家庭によって少しずつ違います。簡単なレシピを紹介します。
@貝柱は水につけてもどし、ほぐします。
A干し椎茸はもどして短冊に切ります。里芋、にんじん、ごぼう、こんにゃく、たけのこは短冊に切ります。こんにゃくは下ゆでします。
Bさやえんどうはサッとゆでます。
C貝柱と干し椎茸のもどし汁に水を足して5カップにして鍋に入れ、もどした貝柱、Aの野菜を入れて柔らかくなるまで煮て、打ち豆を加えてしょうゆ、砂糖、みりんで味を調え最後にイクラを加えます。
*打ち豆は水につけてもどした青大豆を木槌で叩いてつぶし、ざるに広げて乾かした保存食です。
 私が佐賀へ嫁ぐ時には家族みんなで作りました。父母から教わった「のっぺい汁」のレシピは私の自慢料理の大切な宝物です。


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