趣味あれこれ そんなゴルフに魅せられて |
東北支部 (有)ライオン堂 大久保晴敏 |
初めてゴルフ場のティーグランドに立ったのは高校1年生の時だった。親父に連れられて行ったのだが、感動した。世の中にこんなに広くて、こんなに美しい場所があったのかと…。初めてやったゴルフの内容など覚えてもいないが、初めて見たコースの美しさは、今も脳裏に残っている。 学校を卒業して、都会で働き始めると、ゴルフがやりたくて、やりたくてしょうがないのだけれど、当時(昭和50年代)ゴルフは高い遊びで、なかなか手が出せない。やっとできるのが盆、正月、帰省した時。勤め人になって5、6年過ぎたころ、そろそろ家業の跡を継げとの話。「もうそろそろ、もどって来い」「今、仕事がおもしろくなってきたから、イヤだ」「もどって来たら、ゴルフが好きなだけできるどー」「そいつはいい」そんなノリで家業を継ぐ事に。 最初からではなかったが、1年も経たない内にゴルフ中心の生活に。朝、打合せが終ったら、お客とゴルフ。誘われたコンペは絶対断らず、休日はクラブ競技へ。出張、遠出の会合には必ずゴルフバッグ同伴、3泊4日で、6ラウンド消化なんてのもあった。そんな生活を15年位続け、今ではようやく月イチゴルファーに落着いた。決してゴルフが嫌いになったのではなく、やるだけやったよなあ、という満足感と、ゴルフに対する余裕が今はある。今年はどんな趣味に魅せられようか。 |