■ 「豆黄楊とネオンサイン」
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自宅の庭先に小さな花壇がある。そこへ豆黄楊を植えてある。植えてから十六年経った今、驚くほど大きくなって、道路に枝がはみ出している。刈り込みをしなければ、と思いながら延び延びになっていた。それを見かねたのか、ある日友人が刈り込んでくれた。彼は植木を摘む趣味があり、新しい刈機を購入。そのテストをさせて貰ったとのこと。豆黄楊は見違える程きれいになり、威張っているかのように見えるから不思議である。裏返せば、私の無精さを証明しているようなものだ。 |
(忠)
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