業界ネットレビュー

 
〜(社)日本建築あと施工アンカー協会〜
http://www.anchor-jcaa.or.jp/    

 世の中、CSRだとかコンプライアンスとかで賑やかです。そんな状況下で私たちの業界でも注目すべき課題がいくつか浮き彫りにされてきました。
 そのひとつが、「あと施工アンカー」です。サイン工事ではお馴染みのものですが、これは免許を必要とせず誰でも使用できます。しかし問題は、施工者の技術や知識の個人差が如実に出てしまうことです。
この協会では、アンカー製品の品質性能判定や、設計、施工に関する技術者の養成、資格認定試験(筆記試験・実技試験)などの事業を行っています。
 安全と安心を得るためには、現場物件ごとに適したアンカーの選択設計をする、認証を受けた製品を使用する、技術の裏づけを持った資格認定者が施工する、この3拍子が揃えば文句なしでしょう。
もうひとつ、サイン業界で非常に困っている問題は、この「あと施工アンカー」が工作物確認申請において承認される窓口と、承認されない窓口があることです。
 既設の建物にサインを施工する場合には、これが運命の分かれ道。風致地区と繁華街で広告許可の基準が異なるのは納得いくのですが、構造に関わる解釈が行政窓口の裁量でバラバラというのは、我々業者にとっては甚だ迷惑な話です。
 この協会と私たち業界が共通の利益として「あと施工アンカー」の社会的認知を目指して協力できたらいいのですが。



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