ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 81 
ネオン管加工・取付
東北支部 (有)矢沢ネオン工業
矢沢郁雄さん
矢沢郁雄さん ――この仕事に就かれて何年ぐらいですか?
 大学を出て直ぐですから、16年になります。最初の3年間は取り付け工事、それから管曲げの修行にはいりました。
――修行当初の思い出を教えてください。
 最初は電極、チップ管の付け方からスタートです。見るとやるとでは大違い。私の師匠は先代で、幼い頃から見てきましたが、いざ自分で手がけると非常に高い技術と忍耐力が必要な仕事であると実感しました。それと、嫌になったから、きついからと言っても逃げられない状況、なんせ師匠は「オ・ヤ・ジ」アァ…これから長いネオン道が始まるんだなーと思ったものです。
――これまでネオン管加工の仕事でやりがいや心がけていることなどをお聞かせ下さい。
 お客様に喜んでいただける責任ある製品を作るということ。ネオンは高所に取り付け、夜のサインとしての利用が最も多いので故障回路があると非常に目立ちます。常に丈夫な製品を作るように心がけています。自分の作った製品がいろいろな所で光輝いているのを見ると、これからも頑張ろうという気持ちになります。
――ところで秋田といえば酒処、お酒の方はお強いんですか?
 いえいえそんな事はありません。ビールでコップ半分が限界です。その分、社長が私の分まで水分補給をしております。(笑)
――そうでしたか。せっかくの酒処なのに残念ですね。水分取りすぎにご注意申し上げてください。

 

 
 う・ち・の・会・杜 88 
九州支部 (株)堀田商事
堀田幸彦さん

堀田幸彦さん (株)堀田商事は昭和33年10月に会社が設立され48期目、もうすぐ50周年という節目を迎えます。
 工事内容はサイン工事、電気工事、グラフィック工事です。
 私自身は3代目になるのですが、創業者の祖父・堀田英雄、現社長の父堀田年彦の伝統を守りつつ、どんどん新しいものに取り組んでいる最中です。私が家業を手伝い始めた5年ほど前からだんだんネオンサインの需要が減少してきてグラフィックサインが主流になってきました。
 今では総勢11名のうち20代が女性も交えて6名。社内の平均年齢ばかりでなく、雰囲気がガラッと変わり、元気でパワフルな活力が漲っています。
 ここ1、2年は大型 LEDビジョンができてハード面だけではなく、ソフト面も強化していかなければと思っています。 ITが主流となった今、情報面では距離はなくなりました。だからこそ今がチャンスだと考えております。九州の宮崎という田舎でもサインで何か発信できるようなものがないかとただいま模索しているところです。

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