ネオン前線北上中

 
 腕自慢・ワザ自慢 82 
電材制作・卸し
北海道支部 (株)アート電材札幌支店
伊藤 豊さん
伊藤 豊さん ――伊藤豊さんは平成2年のアート電材札幌支店開設時から勤務し、平成11年に支店長に就任されました。今や20、30代社員の兄貴的存在ですね。
――電材そのものを造るお仕事なんですか?
 大型サインの中に入れる分電盤をサインの状況にあわせて造って納めてます。電材の卸販売ですね。この仕事はまず調査から始まるんです。電気容量は足りるかどうかなど。
――これからますます寒さが厳しくなる北海道ならではの工夫は?
 寒冷地なので防水型で安心して使える商品を造っています。どんなことでも対応できるように、皆が現場で経験を積むことを大事にしています。本社のモットー「技術と歩む」を実践しています。
――支店のメンバーは何名ですか?
 5名。みんな若いですよ。電話受付で型番注文などもあるので勉強熱心です。
――今期北海道は野球で大フィーバーしましたね。景気も期待できますか?
 本土より少し遅れて景気の波がくるので、雪解けに期待したいですね。

 

 
 う・ち・の・会・杜 89 
関東甲信越支部 (株)清水電業社
渡辺秀樹さん

渡辺秀樹さん 清水電業社は、現会長の清水義数氏が終戦間もない昭和21年に創業。同社はロール式点滅器を考案するなど技術面でネオンの復興期を担い、着実に成長を遂げてきました。
 昭和29年、(株)清水電業社に組織変更し、昭和31年、九州出張所を設けました。
 現在、主力はネオントランス、インバータ用の電子点滅機、電子調光機。LEDへの対応も力を入れています。
 平成12年、二代目清水豊氏が52歳の若さで急逝、後を引き継いで私が社長就任。一丸となって結束を堅め、緊急時を乗り切りました。
 業界以外でも『回転装置の清水電業社』と、伝統の技術力が高く評価されています。
 明るくざっくばらんな社風。社員は九州営業所を含め8名。皆が現場を経験することでトラブルを未然に防ぐ工夫と常に研究心を忘れない創業者の理念を受け継いでいます。

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