死海はヨルダンとイスラエルの中間に位置する。一昨年ヨルダン側を体験し、今回イスラエル側を体験した。
ヨルダン側は泥が深く美容に効くとはいうものの見た感じが悪い。イスラエル側は水が澄んでいて、底に蓄積した塩の結晶がキラキラ輝き素晴らしい。でも、泳ぐのは同様に難しい。実際には泳ぐのではなく水に浮いているか、立っているだけだが、そこまで行くのが大変なのだ。何しろ、塩塊がギザギザしていて、痛くてとても素足では歩けない。ビーチサンダルは水に浮いて直ぐ脱げてしまう。おまけに重い水の抵抗で足元がふらつき、あっという間にひっくり返ってしまう。いったんひっくり返ったら起きあがるのがまた大変なのだ。
死海は泳ぐより見て楽しむ海だ。淡く透明に近い海面とヨルダン側に連なる薄紫色の山脈が例えようもなく美しい。
死海の海抜はマイナス410m。だから真冬でも暖かい。私が行った3月は真夏のような暑さだった。
海抜0mの地点に記念のサインが立っていた。あたりは深い山岳風景なのが不思議に思える風景だ。