宇宙から眺めた地球にはいろいろ変わった形をした島があるそうだ。国際宇宙ステーションに滞在中の野口聡一さんがそんな島をブログに紹介している。
27時間かけてやっと地球の裏側、チリのサンチャゴ空港にたどり着いた。早々、構内で目にしたのがこの広告ポスターだ。南米にはこんな奇妙な形をした島があるのかと驚いた。まるでローマ字のMではないか。山脈や湖、砂漠もあるからかなりの大きさの島らしい。しかし、よくよく見つめているとおかしなことを発見した。湖の連なりで囲まれた中央部分はどう見てもアフリカ大陸ではないか。さらに、丹念に書き加えた地名を見てびっくり。CHINAとかEGIPTOとかみんな有名な国名ではないか。すっかり一杯食わされたのは長時間の空の旅の疲れだけでもなさそうだ。画面の左はじにモビスターとスポンサー名が出ていた。南米随一の電話通信会社とのこと。その会社のロゴマークがMの字をデザインしたもので、この島とそっくりな形なのだ。空港にはほかにもロゴマークそっくりの山脈や氷山のだまし絵広告が掲出されていた。なかなかのアイデアではないか。