台湾では理髪店のことを理髪庁または理髪公司、美容院は髪廊、髪型設計中心などと呼ぶ、この国では理髪店、美容院は観光名物になっているということだが、台北の街を歩くと店の多いのとサインの派手さにビックリする、不思議なことに、そのサインの扱いが日本のパチンコ屋にそっくりで、間口いっぱいの派手なネオンが点滅している。
中にはいかがわしい店もあるようだが、写真の『伊勢丹理髪公司はまっとうな一流店とのことなので探訪を試みた、入口を入ると広い吹抜のロビーで受付嬢が注文を聞く。その先きは3フロアーになっていて各階共廊下を挟んで個室が並ぶ。案内された部屋はカーペット敷きで薄暗く、何んとなく妖しい雰囲気である。数人の女性理容師が分業で整髪の他、手足の爪切り、マニキュアに顔面パックまでやってくれた、勿論パックもマニキュアも生れて初めての体験。マッサージは時間がなくて断念したが、しばしの殿様気分を昧わった。 |