韓国に行くのは3度目だが、行く度に屋外サイン、とりわけ店頭の内照式サインが進化していてビックリ。
初めて行ったのは22年前の昭和59年だったが、どれもプラスチックの色がにごっていてみすぼらしかった。
再生材料を使っているからだが、成型サインの製造方法も日本と比較して20年は遅れていると一緒に言ったメーカーの社長が話していた。
それから10年経った平成6年。内照式サインの素材はすべてFFシートに変わっていた。
当時、日本ではまだプラスチック板が大勢だったから、日本のかなり先に進んだわけだ。その驚くべきスピードには目を見張った。
今回行ってみたら、そのFFシートの表現が文字主体からビジュアル主体に大きく変化していた。
ソウル一番の繁華街、明洞で面白いのがレストランのサインで、一様に料理のどアップ写真を店頭いっぱいに並べていた。
日本でこの種のサインは蝋細工の立体見本と決まっているが、こちらでは内照式FF写真なのが興味深い。果たしてどちらが食欲をそそるだろうか。