キウィといえばわれわれはもうすっかりおなじみとなったあの卵型の果物を思い浮かべる。
ところが、ニュージーランドに行ったらこの果物と同じ名前の鳥がいた。形もよく似ていて、果物のキウィに細くて長いくちばしと短い足をつけたような体型なのだ。これは絶対関係がありそうだとにらんだがやはりそうだった。
果物のキウィは今でこそニュージーランドの特産品となっているが、元来は中国が原産。でもこの国の風土に合っていたため、今では重要な輸出品となっている。海外に売り出すに当たって命名したのがこの国にしかいない鳥の名前だった。もちろん形が似ていることもあるが、ニュージーランド人はこの鳥が大好きなのだ。だから、みんなの人気を博する人物や商品にキウィの愛称をつけるし自国民を「キウィっ子」と呼んだりもする。
観光バスの絵柄にもよく使われているが、面白いのはこのダンパー。排気ガラリの文様は打ち抜きになったたくさんのキウィなのだ。
この鳥は飛ぶことが出来ず、夜行性なので実際に目にすることは至って難しい。