こころのネオン– category –
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こころのネオン
ネオンへの興味が広がる嬉しい反響
2021年12月に発行されたNEON NEONが、その後大反響を呼び重版となりました。日サ協会員有志のご厚意によって、全会員へ1冊ずつこの本が贈られており、手に取ったネオス読者も多いはずです。 本誌前号では写真家の中村治さんの寄稿を掲載しましたが、引き続... -
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ネオン探しの旅
【写真集『NEON NEON』】 写真家 中村治 2021年12月21日初版編著 ニホンノネオン研究会写真 中村治発行人 大和田洋平発行所 LITTLE MAN BOOKS本体 2,700+税判型 菊判 ソフトカバー <INTERVIEW>横山幸宣(アオイネオン)/荻野隆(アオイネ... -
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ネオン輝く街
高橋昌男(作家) 〈角筈一丁目一番地〉の副題をもつ自伝的青春小説『ネオンとこおろぎ』(新潮社)を本にしている。終戦の翌々年、11歳の春から23年間そこで暮らした新宿三越裏での私の内面の成長記録というべきものだが、私の成長に合わせて、戦後の文化... -
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カサブランカ
林望(作家) どういうわけか、私の脳みその古い部分に焼き付いている一つの風景がある。あれはたぶん五反田の駅のホームから見た風景だったと思われる。私がまだ小学校低学年のころだから、今から50年も昔のことになる。 当時東急池上線沿線に住んでいた... -
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私の忘れられないネオン体験
柏原エリナ(造形作家) アメリカ・シアトルにピルチャックガラススクールというのがあり、ここでは夏の間だけ、ワークショップが行なわれている。様々な著名なガラスアーティストを世界中から講師に招聘して、各クラス10数名ほどを教えてくれます。私はこ... -
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クライストチャーチのネオンサイン
浅井愼平(写真家) 「ラスト・オーダーは何にしますか」初老のバーテンダーに声をかけられた。「同じもの」「同じもの」とぼくと友だちはそれぞれにこたえた。 ニュージーランドのクライスト・チャーチの裏通りのバー。1970年代のはじめだったと思う。東... -
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平和の目じるし
池内 紀(ドイツ文学者・エッセイスト) 気づく人は少ないだろうが、ネオンサインは自動車や電話や映画と同じころに町へあらわれた。二葉式の飛行機が空に舞いはじめたころでもある。二十世紀の発明品、あるいはこの世紀の初めに市民生活の中へと入ってき... -
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ブランシュ姫と不二家とネオンの関係
鹿島茂(フランス文学者・共立女子大学教授) 【大都会の象徴】 横浜とはいえ、南部の半農半漁の田舎町で育ったせいか、小学校に上がるまでは、とんと、ネオン・サインなるものにはご縁がなかった。「これがネオンか」とはっきり意識したのは、小学校三年...
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