関東甲信越北陸支部
三井工芸㈱
堀口 誠さん
―金属の看板が多いですか。
はい、主にステンレスや鉄などの金属を使用した看板を製作しています。溶接加工、板金加工、塗装の仕上げなどなんでもやります。
―これまでで特に手ごたえのあったお仕事は?
色々やりましたが、池袋駅に設置した「いけふくろう像」脇の掲示板や、千代田区の道路通称名サインでしょうか。
掲示板の方は主にデパートの広告で、本体の一部がR曲げ(丸みを帯びた形状に金属板を変形させる曲げ加工)仕上げでして、R部とストレート部のつなぎに苦労しました。
道路通称名サインは、ステンレスPHL(パーマネントヘアライン)仕上げという細かいランダムな研磨模様のもので、これはR部とストレート部の材料が異なっていて溶接・仕上げが大変でしたが、うまくいった時はやはり達成感が。
―難易度が高いほど満足感もひとしおですよね。逆に苦手だったものは?
アルミは他の金属と比べ熱伝導率が高く、歪みや溶接割れが起こりやすいので難しいですね。アルミ材の溶接加工では未だに納得のできないものもあります。
―休日はどのようにお過ごしですか。
ほぼ毎週日曜はサッカーをして汗をかいています。埼玉県と地元それぞれのシニアサッカーチームに35歳位から所属していて、ポジションはサイドハーフやサイドバックです。埼玉県シニアリーグはover40~over75までチームがあるんですよ。サッカーは生涯スポーツですね!
―へえ、若者のスポーツかと思いきや、本当に誰にでも、何歳にでも開かれているんですね!