うどんに次いで鶏、素麺、醤油、オリーブ…
我が故郷香川県。香川県と言えば、2006年に映画「UDON」が公開になってから約18年が経ちますが、別名うどん県と言われるほど讃岐うどんが有名ですよね。それに次いで有名なのが、骨付鶏や小豆島の手延べ素麺、醤油、オリーブなどではないでしょうか。今回はその中から、瀬戸内海に浮かぶ小さな島、小豆島で見つけた絶品グルメをご紹介させていただきたいと思います。
温暖な気候と豊かな風土に恵まれ、「オリーブの島」として有名な小豆島。私たち家族が先日伺ったのは、オリーブ農園である井上誠耕園にあるレストラン忠左衛門です。土庄港より車で約15分のところにあり、オリーブ農園の手がけたお店だけあって、１階にはオリーブオイルをはじめ、ドレッシングやペーストなどの調味料、化粧品や石けんまで、多彩なオリーブグッズが揃っています。今回ご紹介するレストラン忠左衛門は旅行情報誌などにも取り上げられていて知る人ぞ知る、オリーブレストランです。
オリーブ牛、ペペロンチーノ、アヒージョ、コンフィ…
そこで私がいただいたのが「忠左衛門のオリーブ牛ランチセット」です。その中でもオリーブ牛のタリアータ（薄切りタタキ）は絶品で、その美味しさに一緒に食べていた主人と思わず顔を見合わせてしまいました。オリーブ牛というのは、オリーブのしぼり果実を配合した特別な餌で育てられた牛のことで、その他にも「オリーブ夢豚」「オリーブハマチ」などもまた有名です。小豆島のオリーブの実を食べて育った牛は、牛肉のくちどけや美味しさに関するオレイン酸が豊富に含まれており、その脂は和牛の美味しさを決める全国大会でも表彰されるほど。口どけが良くもさらっとしてヘルシーな、とても柔らかく脂身に甘みとうま味がある肉質が特徴で、お客さんは皆そのランチセットを注文している程の人気ぶりです。
そのセットでは他にも忠左衛門で人気のオリーブオイルをふんだんに使った和風ペペロンチーノやアヒージョ、コンフィ（食材を低温の油でじっくり煮た料理）などもいただけます。ふわふわの自家製パンを瀬戸内産魚介類の旨みが出たアヒージョやコンフィに浸して食べるとまた格別です。パスタは小豆島の伝統的な技法で使った手延べ素麺ならぬ手延べパスタで、やや細めのパスタに瀬戸内産のジャコと島産のお醤油、そして風味豊かなオリーブオイルが絡んでいい味を出しています。テーブルには数種類のオリーブオイルが並んでいて、いろんな味を食べ比べできるのもオリーブレストランならではの楽しみです。
うどん県、それだけじゃない香川県（小豆島）のご当地グルメ。いかがだったでしょうか。うどん屋巡りもいいですが、香川県にお越しの際には是非小豆島にも足を運んでいただき、自然豊かな瀬戸内海の絶景を眺めながら美味しいオリーブ料理を食べて、素敵な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
四国支部
㈱西部広告社
渡部華子
