第65回サイン&ディスプレイショウ

今年もお台場のビックサイトにおいて9月11日㈬~13日㈮の3日間開催された展示会は、コロナ禍の景気低迷を脱してすっかり賑わいを取り戻していた。会場で目を引く大型の展示ブースとしては、LEDビジョン系と大型インクジェットプリンター系であった。

LEDビジョンは湾曲面や多面体など様々なシチュエーションに対応した商品が並び、今後も訴求力の高い広告媒体として、または賑わいやイベントの装飾として普及することが予感できる。また大型プリンターも性能を高め、こちらもLEDビジョン同様に効果を発揮するものと思われる。

従来の内照型チャンネル文字に加え、ネオンのように細いチューブを組み合わせた商品も見られ、技術面よりもいかに表現にオリジナリティを持たせられるかが重視されているかに感じられた。

変わった商品では、株式会社オガワの3Dプリンターによる立体サインがある。これは従来の樹脂を原材料にしたものと異なり、ステンレスの粉を原材料にして立体化したもので、業界初の商品だそうだ。また、自走するインクジェットプリンターにより垂直の壁面に直に印刷する装置も展示されていた。

また会場内で「ワールド ラップ マスターズ ジャパン」というカーラッピングの技術を競う大会が行われ、来場者の注目を集めていた。

関東甲信越北陸支部 広報委員

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