アナログ感

おかげさまで70年

まさかですが昨年、創業70年を迎えられました。これまで支えてくださったお客様、同業である皆様方のおかげです。また、幾多の困難を克服してくれた弊社の社員の日々の切磋琢磨の結果です。私自身そのような、ことの記念に全く興味がありませんので、これからも日々邁進していくだけだと思っています。

弊社は、基本、特殊な事案を除きほぼ自社での作業を一貫して行うことができます。営業~立案~製作~取付~アフターケアの流れです。製作では基本的な鉄工・木工加工機材に加え、~4mのベンダー・シャーリング、~ゴトウ板のレーザー加工機、チャンネルマスター、~4×8のルーター等完備しており、柔軟な対応が可能となっています。現場特殊車両ではユニック車2台、19.5m・18.5m・12mの高所作業車、12mのスーパーデッキも有し、多彩で迅速な対応が可能となっています。

また、昨今はなかなか手がける件数も減ってはいますが、デザインもゼロから作り上げることが可能です。その辺りのアプリしか触れないデザイナーには負けることはないと自負しております。

人間ならではの感覚

今は、上記のような様々な機材もフィニッシュは全てデジタルデータでの入力です。とても正確で便利になりました。しかし、個人的には人でしか持ち合わせていないアナログ感に勝るものはないと思っています。感覚というか言葉では表せない領域での話です。デザインでは鉛筆を握る最初のスケッチからのデータ作成、製作では金属板を曲げる時の微妙な力の加減、溶接跡の美しさ、ナットやビスの締め加減、そしてシート加工や塗装面の絶妙な仕上がりなど、機械で生み出すものよりも、より奥深いと思います。機械的で冷たいLEDの輝きよりも、不安定ではあるけれど柔軟な柔らかさを持つネオンの温かい輝きも然りです。

年々進化を遂げる素晴らしい機材はあくまでも道具であり、あくまでもそれらを人にしか持ち得ない0と1の間を埋めるようなアナログ感覚でうまく操っていければと思います。

至る所にAI

現在、至る所でAIが暗躍しておりますが、とある有名な映画のような一大事が近い未来に起こるんじゃねえか?と、日々戦々恐々としております。AIを制御し、うまく活用して共存できれば良いのですが、十中八九、AIの賢さには到底人間では勝てないと思います。今でこそ、やっと人生100年と言われるようになりましたが、AIに寿命はありません。人が作ったレールに乗せられている限り、常に学習し続けていますから。すでにAIは人智を越えていると思いますし、SFがSFでなくなる日も近いのではと思います。人として、0と1の狭間でどうにか足掻いていきたいものです。

話が飛びましたが、日々の仕事や生活含めて、生きることが便利になることは大変素晴らしいと言えます。しかし、それによって失ってはならない最低限のすべきことである「身体を使うこと・考えること」を怠らないように、それを日々の業務で活かすこと、そうして一日一日をこなしていき未来へ続けること、それが弊社のモットーだと思っています。

中国支部
㈱坂本美工
坂本貴寛

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