昭和56年 7月 1日 制定
平成23年 3月16日 改正
平成24年 4月 1日 公益社団法人へ移行
平成27年12月 9日 改正
平成28年 5月 9日 改正
目的
第1条 この規程は、ネオン管加工に従事する者の技術及びネオン管の品質の向上を図り、ネオン設備の安全の確保と災害発生の防止に寄与するために行う、ネオン管技工士認定に必要な事項を定めることを目的とする。
ネオン管技工士認定委員会
第2条 認定を行うため、公益社団法人日本サイン協会(以下。「この法人」という)内にネオン管技工士認定委員会(以下、委員会という。)を置く。
2 委員会は、ネオン管技工士認定試験(以下、試験という。)を実施し、ネオン管加工に必要な知識及び技能を有するかどうかを判定し、合格者を認定する。
3 委員会に関する細目事項は、別に定める。
受験資格
第3条 試験は、ネオン管加工に5年以上従事した者を対象とする。
試験の方法
第4条 試験は、筆記試験及び実技試験の方法により行う。
筆記試験
第5条 筆記試験は、次の表の左欄に掲げる科目について行うものとし、当該科目の範囲は同表の右欄に掲げる範囲とする。
科目 | 範囲 |
真空工学 | 1 目的 2 真空度 3 真空機器及び加工器具 4 排気工程 |
放電管灯の分類 | 電子の励発方法による分類 |
材料 | 1 ガラス管 2 電極 3 封入線 4 封入ガス 5 インバータネオントランスに対する対策 |
蛍光物質の概要 | 1 蛍光物質、材料組成及び蛍光色 2 蛍光物質の塗装法 3 ネオン放電管灯標準色別記号表 |
ガラス加工 | 1 器具 2 管の切断 3 管の接合 4 管の曲げ加工 5 電極付け |
ガス封入 | 1 ボンバーダー工程 2 ガス充填 3 テスト 4 エイジングの方法 5 インバータネオントランスに対する対策 |
安全衛生 | 安全衛生・対策の注意点 |
2 筆記試験の合格基準は80パーセント以上の成績であることとする。
実技試験
第6条 実技試験は、ネオン管加工工程の全部又は一部について行うものとする。
2 実技試験の採点は、減点式採点方法により行うものとし、その合格基準は80パーセント以上の成績であることとする。
認定試験の一部免除
第7条 筆記試験又は実技試験のいずれかが合格点に達した者に対しては、その合格点に達した試験を行った年度の翌年度に行う試験に限り、その合格点に達した試験と同一の種類の試験を免除する。
ネオン管技工士免状
第8条 試験に合格した者に対し、この法人発行の「ネオン管技工士認定証」を授与する。
受験手続
第9条 試験を受けようとする者は、ネオン管技工士認定申請書(管工様式1)及び証明書(管工様式2)に認定試験料を添えて、この法人に提出するものとする。
2 認定試験料は別に定める。
3 既に納めた認定試験料は、受験しなかった場合、又は受験を中止した場合においても返還しない。
規程の改廃
第10条 ネオン管技工士認定規程の変更又は廃止は、理事会の定めるところによる。