畑
趣味は色々とありますが、今一番夢中になっているのは畑です。
数年前から自宅横の耕作放棄地を夫と二人で少しずつ切り開き、もうすぐ一反ほどの広さになる畑で固定種の野菜を育てています。固定種とは親、子、孫と代々同じ特徴が受け継がれる種で、自家採種ができます。
我が家では、形の良い人参や大根を「母本」として育て、花を咲かせて種を採ります。ナスやトマトも完熟してから種を採り、翌年またその種をまきます。この「育てて、種を採り、また育てる」という循環にロマンを感じ、夫婦そろって夢中になりました。
栽培方法にもこだわりがあり、土を耕さず、農薬や肥料(有機肥料も含む)を使わずに、自然の力だけで育てています。「本当に育つの?」と驚かれることもありますが、毎年しっかり収穫できています。味も今まで食べてきた物とはまったく違い、トマト嫌いだった夫が食べられるようになり、ピーマンが苦手だった娘は生のままバリバリかじるほどです。
黒田五寸人参
私のお気に入りは黒田五寸人参です。初めて食べたとき、その香りの良さと濃い甘みに感動しました。さらに、5月頃に咲く真っ白な人参の花は、ごはんをこんもり盛ったような形でとても可愛く、優しい香りに毎年癒やされています。
野菜を育て、種を採り、また次の世代へつないでいく。この繰り返しを楽しみながら、これからも夫婦で畑づくりを続けていきたいと思っています。
九州支部 ㈲フェイス 古川千晶

