ネオンとLEDの比較共同研究の研究成果を公表
社団法人全日本ネオン協会及び特定非営利活動法人LED照明推進協議会は、「ネオンとLEDの比較共同研究」を2007年6月より実施しておりましたが、このたびその2年間の研究成果を公表する運びとなりました。
近年、サイン用途のLED光源が普及し広く使用されるようになってきたため、LEDとネオンとの省エネ性を調査する必要が出てきました。そこで、明るさや実際の見え方なども加味したうえで、省エネ性・視認性などについての課題について、共同研究を進めてまいりました。
本共同研究では、実際に使用される形に近いシステムにて検討を進めました。具体的には、初年度は白色光源について、大・中・小型及び露出・内照光源計12種類の看板を試作し、ネオンにはED管(三波長型)とリーケージ及びインバータトランスを、LEDには露出用・内照用白色LEDと専用電源を使用し、看板サイズ・種別ごとに明るさ・消費電力・色温度等の物理特性を測定。また試作した看板を50m・100mの距離で実際に視認性の確認実験も実施し、結果の比較検討を行いました。
次年度は赤・青・緑色のカラー光源について、初年度の中型サイズの露出光源看板を試作し、同様の測定と視認性確認実験を実施、また、初年度の課題として上がった電圧変動特性と温度変化特性及び、白色ネオンFD管の諸特性測定について追加実施しました。
結果について、各年度ごとに報告書としてまとめています。下記よりご覧下さい。
平成21年11月
社団法人全日本ネオン協会