7月15日今年初めての「ネオンサインの日」となり、都内ではCD発売記念のイベント等も行われたようです。サイン協会として、この記念日制定は、ネオンサインというものを、もっと多くの人に知っていただき、加工技術、施工技術を後世に残していきたいという趣旨であるとは思います。
しかし、なんと7月に国内唯一のトランスメーカーがインバーターネオントランスの生産の中止発表という、なんとも皮肉なこととなってしまいました。先日地元のクライアントから、今まで飲食ビルのネオンの看板を業者にメンテナンスしてもらっていたが、今後ネオンの補修工事の継続が難しくなるとのことで、弊社にLEDでの提案をもとめられました。
個人的にはネオンの暖かみのある発光色が好きなのですが、クライアントの要望で仕事となれば致し方なく、LEDの提案書を作り持っていきました。サイン業界に限らず照明器具はLEDに移行しているのが現状です。
1980年代にレコードがCDに代わっていきましたが、今レコードの音質の良さが見直され、レコードブームが巻き起こっているように、近い将来ネオンサインの良さが見直されることを期待し、今日も繁華街のネオンサインを見ると、ついスマホのシャッターを切ってしまう私です。
アザラシプロ
