インタビューの文字起こし
企業へ訪問しインタビューを行い、後日記事にする仕事をもう何年も続けている。毎度インタビューの文字起こしには、かれこれ10年以上前に買った愛用のICレコーダーを使用し、録音した音声をイヤフォンで何度も聞き返しながら内容をまとめていた。発言を正確に残すために巻き戻しを繰り返し、聞き取れない部分があれば再確認する、地味なアナログ作業。気が付けば、インタビュー時間と同じ、あるいはそれ以上の時間を記事作成に費やしていることも。時間と集中力を大きく消耗し、誰からも褒めてもらえない孤独な作業であり、「もう少し効率よくできないものか」と感じることも多々あった。
AIボイスレコーダー
そんな折、インターネットで見つけたのがAIボイスレコーダーの「Plaud Note Pro」だった。文字起こし、多次元要約といったAI機能を備えた仕事効率化ツールで、スマホの通話もボタン一つで記録でき、通話モードと対面録音モードを自動で切り替えることができる。正直なところ、最初は半信半疑だったが、実際に使ってみると、その便利さは想像以上であった。
録音するだけで音声が自動的に文字化され、さらに内容の要点まで整理される。これまで何時間もかけていた作業が、確認と微調整だけで済むようになり、記事作成に対する心理的な負担が大きく軽減された。正に目からウロコとはこのことか。発言した人もAI指向性マイクにより、発言者ごとに認識して記録できる。またボイスレコーダー単体でバッテリーを備えているので、スマホのアプリのようにバッテリーの減りを気にすることなく長時間の録音が可能。かなりの優れものである。
単なる便利な機器ではない
初めてAIボイスレコーダーを使ってみた感想としては、特別なITスキルがなくてもすぐに使え、日常業務の中では欠かせない存在になってきている。インタビュー後の記事作成や会議後の議事録作成に追われていた時間が減り、本来向き合うべき業務に集中できるようになった今、このAIツールは単なる便利な機器ではなく、働き方そのものを支えてくれる「可愛い相棒」のような存在にさえ思えてきます。
中部支部 平野 顕

