デュアルスクリーン開発への私の思い

コロナ禍、何かできないか

世の中に多大な影響を与えた新型コロナウイルス。現在では、マスクも外し制限少なく徐々に以前のような日常を取り戻してきました。この様に、世の中の天災・災害などの有事が起こったとき、看板業は何が世の中に貢献できるのだろうと思っていました。

建築業は、災害がある際、被災地へ行き現地の方々に住居を提供し、土木業の方は、被災地へ行って現場の残土の処理やライフラインの復旧、運送業の方は物資を届ける。などなど、業種により災害時世の中に貢献しております。

コロナ禍、弊社も仕事が激減しました。そんな暗い話ばかりしていてもダメだと思い、看板業として、何かできないかと、社内で話しておりました。とは言え、コロナ禍では飲食業の方々はもっと辛い立場だったと察します。国の方から営業の制限をかけられたり、営業を自粛とまで言われていました。やりたい仕事が出来ないことは、辛いことだと思います。

昼夜で変わる看板・デュアルスクリーン

これ以上辛い思いをしてほしくない、いつかこの状況が収まり、再開した時に看板業として何か手助けが出来ないか?!と、その様なことを社内で話している中で板面に昼のメニュー夜のディナーなど、昼夜押し出したい商品や、その時間帯を狙った客相向けに表示出来ればと考えました。LEDビジョンやLEDサイネージの様に高額ではなく低コストで昼夜2パターンに変わる看板デュアルスクリーンの開発開始です。

スタッフと共に色々考え製作し、失敗も笑い「これじゃ駄目じゃ!!」(笑)。辛い時ほど笑え、が私の生き方です。代表を変わり仕事激減辛かったですが、スタッフと共に笑える・話し合える事が私にとって救いでした。スタッフに勇気さえもらいました。

課題を乗り越え、デュアルスクリーンの開発は成功いたしました。看板業が世の中に貢献できる商品だとわたしは確信しております。

現在、自社で持たれている大型インクジェットプリンターで製作可能です。今までと同じく、屋内外使用可・耐久性も従来のインクジェットプリントと同じ施工方法でデュアルスクリーンの製作は可能です。デュアルスクリーンを特許商品に出願してみたら?!と、社内で話が上がり特許庁へ特許出願しました。この様な機会沢山あるわけもなく特許出願に踏み出しました。1年半程掛かりましたがこの度、令和5年10月に特許庁に認められ【特許商品】となりました。

現在、広島県・愛知県・東京都他、代理店として広めていってくれております。

中国支部 ㈱タイペックス 笠原圭子

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